意外と知らない人も多い?狭小住宅で多い失敗例と対策


快適な生活ができる部屋数にする

狭小の注文住宅を建てる時に注意すべき点の一つに部屋数があります。注文住宅は自分の希望を取り入れて設計できるため、必要以上に部屋を作り過ぎてしまうケースも少なくありません。狭小住宅は文字通り、狭い土地に家を建てるので数が増えるほど必然的に各部屋のスペースが狭くなります。部屋数の多さは空調効率の低下にも繋がるので、必要最低限に留めることが快適な暮らしを実現するコツです。

設備の適切な配置で生活動線の確保を

住宅を建てる上で忘れてはいけないのが生活動線の確保です。動線とは建物内部における人と物の動きのことを言います。キッチンを始めとした家の設備は、配置する場所で使いやすさが大きく変わることを知らない人も少なくありません。生活動線を考えずに浴室と洗濯場を異なるフロアーに配置したことで、洗い物の度に階段の上り下りで手間が発生するといった失敗例もあります。特に狭小住宅は家の中のフリースペースが限られてしまうため、スムーズに移動できるように配置しなくてはいけません。

生活音による近隣トラブルへの対策を

狭いスペースに家を建てる狭小住宅では、家同士の距離が近くなることもあります。これによって起きやすいのが生活音の近所トラブルです。防音加工を施さなかったことで、ドアの開け閉めなどの何気ない生活音が隣に響いてクレームを受けたという例は少なくありません。迷惑を掛けるだけでなく、隣家の生活音が自分に影響することもあります。建築のコストが多少高くなっても十分な防音対策を施すことが大切です。

狭小住宅は、限られた敷地や空間に建てられる小規模な住宅のことを指します。都市部や人口密集地などで需要が高まっており、省スペースや効率的な間取り、創造的なデザインが求められます。