子育てや介護のしやすさを重視して家を建てよう
二世帯住宅で生活を始めてから不便を感じないようにするには、近い将来の家族のライフイベントを想定して、全ての家族にとって暮らしやすい構造や室内の間取りを決めることが重要です。安心して子育てや介護をするには、リビングをはじめ家族皆で過ごすスペースを広めにしたり、家の中の段差を解消したりするのがポイントです。家族の希望を反映させた二世帯住宅を建てる場合は、設備や部品の設置コストが高くなったり、工期が長くなったりすることもあります。理想的な時期に二世帯住宅の購入手続きを行うには、余裕をもって家族間で話し合うのはもちろんのこと、施工を依頼する業者の担当者と費用や施工期間について詳しく教えてもらいましょう。
生活費の負担方法について家族間で確認しておこう
二世帯住宅を購入して三世代で生活を始めるにあたっては、月々の生活費の負担方法について互いに納得することが大切です。一つのキッチンやバスルーム、トイレなどを家族全員で共用する予定であれば、どれくらいの電気代や水道光熱費がかかるのか施工前に把握しておきましょう。また、衛星放送やインターネットを利用する機会が多い家庭であれば、各社のパンフレットやサイトを通じて料金体系をチェックして親子でリーズナブルに契約ができるプランを選ぶのもおすすめです。二世帯住宅の生活費の負担をめぐるもめ事を防ぐには、月々の生活費のシミュレーションをするだけでなく、それぞれの家族の生活スタイルについてよく理解しておくことも大事です。
二世帯住宅とは、親子世帯が一緒に生活する家のこと。経済的な負担の軽減や家族の助け合いなどの利点がありますが、プライバシーの侵害や人間関係のトラブルなどの欠点もあります。